乗鞍岳のりくらだけ)” の例文
祖父ヶ岳じいがたけが見えるが、その以北は距離も遠いから、藍色に冷めている、常念は穂高と直線に睨み合い、槍に向って北東へ近く斜線を放ち、御嶽や乗鞍岳のりくらだけに向って南西へと遠く
奥常念岳の絶巓に立つ記 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
もう一つ対流渦による週期的現象で珍しいのは「構造土」と名づけられるもので、たとえば乗鞍岳のりくらだけ頂上のつるいけかめいけのほとりにできる、土砂と岩礫がんれきによる亀甲模様きっこうもようや縞模様である(1)。
自然界の縞模様 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)