久能山道くのうざんみち)” の例文
興津おきつの題目堂で変な男と別れてから、東海道を少し南へ廻って、清水港しみずみなとへ立寄り、そこで小半時こはんときも暇をつぶしたが、今度は久能山道くのうざんみち駿府すんぷへ出て、駿府から一里半
大菩薩峠:07 東海道の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
行かずに久能山道くのうざんみちというのへおいでなさい、左様、久能山の下まで二里、それから清水港まで一里半もあるかね、通して三里にはきついと思えば間違いはありませんよ
大菩薩峠:07 東海道の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)