“丹雘粉壁”の読み方と例文
読み方割合
たんわくふんぺき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ヴァチカンの宮殿になぞらえ、山々谷々の丹雘粉壁たんわくふんぺきは朝日に輝き、円楹甃瓦えんえいしゅうがは夕陽にいろどられ、「蜀山兀として阿房出づ」と云う古の詩の文句がさながら此処に現出されたかと訝しまれます。
金色の死 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)