中流おき)” の例文
一言ひとこと、手早く尻をからげてザブ/\と流れる小供の後を追ふ。小供は刻々中流おきへ出る、間隔は三間許りもあらう。水は吉野の足にからまる。川原に上つた小供らは声を限りに泣騒いだ。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)