中所なかどころ)” の例文
というのは道標みちしるべで、それには不思議はなかったが、その道標の中所なかどころに、十文字の記号が石灰で、白く書かれてあるのであった。「婆さん」と次郎吉は話しかけた。
名人地獄 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)