不忍弁天しのばずべんてん)” の例文
坂を下りて見ると不忍弁天しのばずべんてんの社務所が池の方へのめるように倒れかかっているのを見て、なるほどこれは大地震だなということがようやくはっきり呑込めて来た。
震災日記より (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
と怪しの男がお梅を連れて、不忍弁天しのばずべんてんの池のほとりまでかゝって参りました。
闇夜の梅 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)