不如帰ふじょき)” の例文
そして昔の人があの鳥の啼く音を故人のたましいになぞらえて、「蜀魂しょっこん」と云い「不如帰ふじょき」と云ったのが、いかにももっともな連想であるような気がした。
吉野葛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
不如帰ふじょきが百版になるので、校正かたがた久しぶりに読んで見た。お坊っちゃん小説である。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)