上總屋かづさや)” の例文
新字:上総屋
「それはございました。御浪人の織部鐵之助樣も、上總屋かづさやの番頭の金五郎さんも、若吉親方も、こゝの息子の幾松さんも——」
飯田町の上總屋かづさやへ行つて見ると、音松の行方不明などは忘れたやうに、奉公人も親類も、相變らず寶搜しに夢中です。
平次が上總屋かづさやへ歸つて來ると、此方にも大變な騷ぎがありました。
「親分、飯田町の上總屋かづさやが死んださうですね」
「平右衞門町の上總屋かづさや伊八の娘で」