上根下根じょうこんげこん)” の例文
凡てが相対なこの世では、上根下根じょうこんげこんの別が生じるというまでである。善を尊び悪を憎むというのは、この世での法に過ぎない。二元のちまた彷徨さまよう限りは、その法は守られねばならない。
民芸四十年 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)