三杯みつき)” の例文
あの彫物は二人の干支えとだから、歳を繰つて見ると二十年前に捨てられたお關の(兎)の彫物が三杯みつき家の娘に間違ひないわけだ
杯三つ並べた不思議な紋は、旗本武鑑を見るまでもなく、上野山下に屋敷を持つてゐる三千五百石取の旗本三杯みつき龍之助の外にあるわけはありません。
三杯みつき家の浮沈にもかゝはる危機一髮のところを救つて、辛くも事件は解決しました。