三味線しやみ)” の例文
その静けさを破つて、溝川を越えて彼方の町並を流し行く三味線しやみの音がしんみりと聞こえる。秋といつても九月の末、柳は、もう大概落葉してしまつた。
もつれ糸 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)