一膳目いちぜんめ)” の例文
昨日きのうの朝食事をした時、飯櫃めしびつを置いた位地いちの都合から、私が兄さんの茶碗を受けとって、一膳目いちぜんめの御飯をよそってやりますと、兄さんはまたお貞さんの名を私の耳に訴えました。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)