一字アキ)” の例文
とよちゃんバターを十包もっておみやげ一字アキかえる。寿江子開成山発。電気時計がおくれていてやっと準急でゆく。
最初はできるだけ機會をりを外すもんだよ。外すさへすりや、もう汚らはしいことを一字アキなくなると思ふの。ところが、ほら此麼ところにゐると毎日いろいろなことを見るでせう。
蒼白き巣窟 (旧字旧仮名) / 室生犀星(著)
夜おそくまでかかって、「ソヴェートには何故失業がないか」四枚半・戦一字アキを送る。
一字アキたうとしたのだと考へた。
蒼白き巣窟 (旧字旧仮名) / 室生犀星(著)