“ラドオ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
浮筏50.0%
飛込筏50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三人のうちで、いちばんこだわっていた鮎子さんが、まっ先にザブンと水の中に飛び込んで、クロールで浮筏ラドオのほうへ泳いで行く。
キャラコさん:07 海の刷画 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
それにしても、ずいぶん遠くから泳いで来るのだとみえて、浮筏ラドオのそばを通り過ぎるころは、いつでもすこし疲れたようなようすをしている。
キャラコさん:07 海の刷画 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
渚から二十けんばかり沖へ、白ペンキ塗りの一けん四方ぐらいの四角な浮筏ラドオを押し出して、八人ばかりのお嬢さんたちが、二組に分れて、夢中になってあがりっこをしている。
キャラコさん:07 海の刷画 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
あたしはいつのまにかノルマンディの海水浴場の飛込筏ラドオのうえで昼寝をしている。早く昼食の鐘が鳴ればいいなどと思っている。だれかそっとあたしの肱を突く。なにかもそもそいっている。
だいこん (新字新仮名) / 久生十蘭(著)