“ブリン”の漢字の書き方と例文
ひらがな:ぶりん
語句割合
薄焼100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「阿母さん、お宅の薄焼ブリンは、大変おいしいですね。」とチチコフは、新らしく持ち出された焼きたてのに手をつけながら、言った。
臓物もつが、焙った仔豚が出、鴨、鷓鴣しゃこ花甘藍はなキャベツ、クリーム入りのまんじゅう、ミルクをかけた凝乳、ジェリー、そして最後にジャムつきの薄焼ブリンがでた。
(新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
ナスターシャ・ペトローヴナは、早速フェチニヤをやって命令を伝えさせたが、それと同時に、もっと薄焼ブリンの熱いのを持ってくるように言いつけた。
それに答える代りに、チチコフは薄焼ブリンを三枚いっしょに丸めて、それに溶かしたバタをべっとりまぶして口の中へ押しこむなり、ナプキンで唇と手を拭った。