“パーレーホー”の漢字の書き方と例文
語句割合
白蘭花100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
白蘭花パーレーホーの花弁が宮子の口に含まれると、次ぎ次ぎに参木の顔へ吹きつけられた。クションが長椅子の逆毛を光らせつつ辷り出した。
上海 (新字新仮名) / 横光利一(著)
怠惰な片手に引摺られて張った乳。——参木はいつの間にかむしり取られた白蘭花パーレーホーがくだけを、酒の中で廻しているのだった。
上海 (新字新仮名) / 横光利一(著)
宮子は立ち上るとひき抜いた白蘭花パーレーホーで円卓の上を叩き出した。参木は、ここにもひとり地獄のつれがいたのかと気がつくと、心が楽しげに酒の上で浮き上った。
上海 (新字新仮名) / 横光利一(著)