“バンタケット”の漢字の書き方と例文
語句割合
窓脇腰掛100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼はかならず窓脇腰掛バンタケットの角隅に席を選む。彼には何年来定まった席があるのだ。その席がもし他の客に占られていたならにらむ。しばらく立並んでのろいの眼で睨む。
食魔に贈る (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
白と金の羽目框パネル、室内を晴やかに広く見せる四方の鏡壁、窓脇腰掛バンタケットと向き合う椅子は薔薇ばらいろの天鵞絨ビロード張りで深々としている。静で派手な電光。それは一通り世の中を知ったマダムだ。
食魔に贈る (新字新仮名) / 岡本かの子(著)