“タチヤク”の漢字の書き方と例文
ひらがな：たちやく
語句割合
立役100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
立役（タチヤク）についても、ある種の形容の壮大を主とする役は、彼を恋しく思はせることになるだらう。
実川延若讃 (新字旧仮名) ／ 折口信夫(著)
歌舞妓の原型には、太夫（タイフ）なる女と立役（タチヤク）と猿若との対立が、単位になつて居た様である。
江戸歌舞妓の外輪に沿うて (新字旧仮名) ／ 折口信夫(著)
立役（タチヤク）と称するものゝ元は、狂言方である。此に、大人なのと、少人なのとがある。お国の場合には、少人ではなく、此に当るものは、名護屋山三郎であつた。「若」の意義が拡つて来たのである。
国文学の発生（第四稿）：唱導的方面を中心として (新字旧仮名) ／ 折口信夫(著)