“グルウミイ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
深刻50.0%
深刻気50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
などゝ云ひながら、三月か半年で引き返すと、相変らず折鞄を抱へて、不思議とあんな深刻グルウミイな眼を輝かせながら車を飛してゐた。
熱海線私語 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
と呟きながらも、眉間に深刻グルウミイな皺を刻んですご/\と引き上げて行つた。
サクラの花びら (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
そして、笑つた場合でも声だけであつて、表情は笑つて居らず眼光に、見るも深刻気グルウミイな翳が宿つてゐるところはカシモードと称んでも不適当ではなかつた。
タンタレスの春 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
深刻気グルウミイな眼を据えて、万円とか幾十万円とかといふ話題に熱を吹いてゐた。
熱海線私語 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)