“カフターン”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
長袗50.0%
長上衣50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
豌豆いろの長袗カフターンの胸へ片手を突込んで、のつしのつしと歩調あしどりも重々しく部屋を歩きまはりながら、婆さんの話の腰を折りをつたのぢや。
あの、よほどの才子や莫斯科人の大部分にもちよつと呑みこみにくいやうな気障な言葉づかひで話をした、例の豌豆いろの長袗カフターンを著た貴公子先生からはもう、すつかり音沙汰がない。
暗褐色の長上衣カフターン、両の肩へ垂れ下つてゐる苧屑のやうな長い黒髪、日焦けのした素足にぢかにはいた半靴——さうしたものがすべて彼の身について、その人柄を形づくつてゐるやうに見えた。