“わくや”の漢字の書き方と例文
語句割合
涌谷100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
甲斐が大町の屋敷へ帰ると、片倉隼人はやとが「涌谷わくやから密使が来ている」と告げた。甲斐は頷いて、風呂へはいる、と云い、そのまま居間のほうへいった。
「私は涌谷わくやさまにも、松山どのにも会って、以上の経緯を聞きました、しかし、御両所とも、いまでは船岡どのの御心底危ぶまれる、と申されるのです」
涌谷わくや(伊達安芸あき)と寺池(式部宗倫むねとも)の地境論が、涌谷の譲歩によって解決したということは、こちらで聞いた。