“わきが”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
腋臭88.2%
狐臭5.9%
腋香5.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼なんかとは話もしないで、先輩ばかり相手にしているロシア女の、黒く太い植え睫毛や、緑色に深くとった眼のくまや、腋臭わきがくさい肩から、むき出しになっている女の腕の、銀緑色の生毛などを、如何に少年らしい興奮を以て、彼は眺めたことであったろう。
プウルの傍で (新字新仮名) / 中島敦(著)
「あの女アひでえ腋臭わきがだ、とてもくせえや!」
痴人の愛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
河に面したくりや葉牡丹はぼたん腋臭わきがから、
北原白秋氏の肖像 (新字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
皮膚のずりおちた腋臭わきがをふと揮発させてミシンの上にうつぶせる妻はゆめみる
原爆詩集 (新字新仮名) / 峠三吉(著)
肥満ふとりたる、頸輪くびわをはづす主婦めあるじ腋臭わきがの如く蒸し暑く、
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
狐臭わきがのある女や男やは、愈〻其の奇臭を發揮して空氣の純潔をみだす。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
雪国の女らしい白い肌をした姉は少し甘い腋香わきがをもつてゐた。
町の踊り場 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)