“りじちん”の漢字の書き方と例文
語句割合
李時珍100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
明の時代の学者である李時珍りじちんは、その著『本草綱目ほんぞうこうもく』巻之十八、蔓草類なる墻蘼ショウビ(薔薇)すなわちノイバラの「釈名」の項で時珍のいうには
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
彼等の祖師李時珍りじちんが作った「本草ほんそう何とか」を見ると人間は煎じて食うべしと明かに書いてある。彼はそれでも人肉を食わぬと言うことが説き得ようか。
狂人日記 (新字新仮名) / 魯迅(著)
明の万暦丙午に至つて李時珍りじちんの本草綱目が成つた。是が十七世紀の書である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
李時珍りじちんがその著『本草綱目ほんぞうこうもく』芳草類なる薫草の条下で述べるところによれば「古ヘハ香草ヲ焼テ以テ神ヲ降ス、故ニ薫ト曰ヒ蕙ト曰フ」(漢文)とある。
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
明の李時珍りじちんという学者が、その著『本草綱目ほんぞうこうもく』蓬草子の条下でいうには「其飛蓬ハ乃チ藜蒿ノ類、末大ニ本小ナリ、風之レヲ抜キ易シ、故ニ飛蓬子ト号ス」
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)