“やぶれだたみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
破畳100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そしてまた元のように鏡台の前の破畳やぶれだたみの上に、つかれきった身体を投出したまま、この次は夜の部になるその日最終の舞台を待つのである。この間いつも二、三時間ばかり。
勲章 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
踊子はいつも大抵十四、五人、破畳やぶれだたみに敷き載せた破れた座布団ざぶとんの上に、裸体同様のレヴューの衣裳いしょうやら、楽屋着やら、湯上りの浴衣ゆかたやら、思い思いのものに、わずか腰のあたりだけをかくしたばかり。
勲章 (新字新仮名) / 永井荷風(著)