“もいわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
藻岩50.0%
藻巌50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
浦幌に泊し、豊頃とよころに至る。ぜん九時なり。此れより十勝川を渡り藻岩もいわ村に向わんとす。然るに昨日迄は満水にて渡船無きも、今日こんにちに至り漸く丸木舟にて渡すとて川向に着す。
関牧塲創業記事 (新字新仮名) / 関寛(著)
手稲ていね藻巌もいわの山波を西に負って、豊平川を東にめぐらして、大きな原野の片隅に、その市街は植民地の首府というよりも、むしろ気づかれのした若い寡婦かふのようにしだらなく丸寝している。
星座 (新字新仮名) / 有島武郎(著)