“むみかんそう”の漢字の書き方と例文
語句割合
無味乾燥100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたしは話が不得手ふえてなほうですから、無味乾燥むみかんそうなあっけない話になるか、それともだらしない調子はずれな話になるか、そのどっちかです。
はつ恋 (新字新仮名) / イワン・ツルゲーネフ(著)
無味乾燥むみかんそう」「不愉快な響き」といった無責任な批評で片づけられ、それから三十年の後、ダルベアによって演奏され、最初の熱烈な喝采かっさいを浴びるまで
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
この演奏は至難中の至難とされているが、無味乾燥むみかんそうなるべき対位法の教科書であるにかかわらず、名手による演奏効果はまことに抜群の芸術境で、その端厳優麗たんげんゆうれいなる趣は言葉に尽せない。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)