“まんようしゅう”の漢字の書き方と例文
語句割合
万葉集100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
万葉集まんようしゅう玉松たままつという形容語があるが、真に玉松である。幹の赤い色は、てらてら光るのである。ひとかかえもある珊瑚さんごを見るようだ。
河口湖 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
それから、——僕はいまだにはっきりとその時の彼の顔を覚えている。彼は目を細めるようにし、突然僕も忘れていた万葉集まんようしゅうの歌をうたい出した。
彼 第二 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
のみならず僕は彼がうたった万葉集まんようしゅうの歌以来、多少感傷主義に伝染していた。
彼 第二 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)