“まっさきいなり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
真崎稲荷75.0%
柾木稲荷25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
川霧立まよふ頃の夕まぐれ、ここの渡しをいそぎ橋場の岸近くなる時真崎稲荷まっさきいなりの森かげをぬひてくるわの灯を望み見たりし情景も明治四十一年の頃には既に過ぎし世の語り草なりけり。
桑中喜語 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
かつて芭蕉庵の古址こしと、柾木稲荷まっさきいなりやしろとが残っていたが、震災後はどうなったであろうと、ふと思出すがまま、これを尋ねて見たことがあった。
深川の散歩 (新字新仮名) / 永井荷風(著)