“ますこう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
升公50.0%
増公50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
船戸の弥八が、仲間の無法者、赤金あかがね升公ますこう、いわしの北公、盆持ぼんもちの良公よしこうを引きつれ、祭礼の日の如く騒いで駈けきたる、四人とも鍬の柄その他を持っている。
一本刀土俵入 二幕五場 (新字新仮名) / 長谷川伸(著)
「全く増公ますこうの言う通りだ、どだい徳川の旗本が意気地なしだあから、そうだあから、又者またもの国侍共くにざむれえどもが、浪士風を吹かして、お江戸の真中をあの通りのさばり返っていやがる、旗本が意気地がねえんだ」
大菩薩峠:38 農奴の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)