“ほうあん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
彭安25.0%
匏庵25.0%
奉安25.0%
蓬庵25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なんの、彭安ほうあんが討たれても、なお名を惜しむ大将は数名います。それと南皮なんひの百姓を
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その上、大将彭安ほうあんが討たれたので、辛評しんひょうを使いとして、降伏を申し出た。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一体、どの程度、田沼という男が無知で強欲だったかしらないが「匏庵ほうあん遺稿」「甲子夜話」「五月雨双子」など、彼の収賄ばなしには、みなおもしろがってその醜聞を千載に書き遺している。
美しい日本の歴史 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
たしかに王の御殿の跡と云われるものがあり、神璽を奉安ほうあんしたと云う岩窟もある。
吉野葛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
これは彼の伝記の記載でなく、蜂須賀家の藩史、蜂須賀蓬庵ほうあん伝のほうに見えるものであるから、かえって正確と思われるのである。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)