“べにがらぞめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
紅殻染50.0%
銕丹染50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伝右衛門は、又独り合点して、紅殻染べにがらぞめの小蒲団を何枚も持って来させ、金網火鉢かなあみひばちの上へ、炬燵こたつのようにして懸けてくれた。そして
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
萌葱もえぎの短い前垂の女中が後ろを振り返つてそれを見入り、銕丹染べにがらぞめの風呂敷の番頭はんも足を停め、茶屋の前で二三人の女中が手を組み合はせて眺める所は、宛然として浪華風俗畫卷の題目であつた。
京阪聞見録 (旧字旧仮名) / 木下杢太郎(著)