“ふくろぐも”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
袋蜘蛛66.7%
嚢蜘蛛33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
袋蜘蛛ふくろぐものように住んでいた時代には、岡を縦貫する道路は城の大手の城戸に突き当って左右に分れて根小屋に下ること、今の水戸の本町筋などのごとくであったものが
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
「いやですネ旦那、こんな婆の袋蜘蛛ふくろぐもの巣みたいな耳、お側へなんか持って行けやしませんよ」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼が人中へ出るのが好きなのは、人々にそれぞれ滑稽な一面があって、それに滑稽な綽名あだなをつけられる、それだけが目的だとも見える。サモイレンコには嚢蜘蛛ふくろぐもという綽名をつけた。
決闘 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
嚢蜘蛛ふくろぐも爺さんもさぞ満足でしょう。
決闘 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)