“びわじまばし”の漢字の書き方と例文
語句割合
枇杷島橋100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
枇杷島橋びわじまばしの勝負は、かんじんのところで肥後の熊本五十七万石、細川侯の行列らしい道中で、うやむやにされてしまったが、まあ、あれだけに、こっちの威力を示して置けば多少おそれをなし
大菩薩峠:33 不破の関の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
あの名古屋の枇杷島橋びわじまばしで道庵を挟撃したそのファッショイ連とは違って、これは、三ぴんでもなければ折助でもなく、正銘のこの地方の若い衆が大勢、景気よく一つの長持をかついで、飛ぶが如くに
大菩薩峠:35 胆吹の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
枇杷島橋びわじまばしの上で、ファッショイ連を相手に、さしも武勇をふるった道庵先生が、ここは尾州清洲の古城址のあたりに来ると、打って変って全く別人のように、そこらあたりをさまようて、いにしえを懐い
大菩薩峠:33 不破の関の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)