“びるぜんまりあ”の漢字の書き方と例文
語句割合
毘留善麻利耶100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
黄金の十字架くるすを胸に懸けて、パアテル・ノステルを口にした日本を、——貴族の夫人たちが、珊瑚さんご念珠ねんじゅ爪繰つまぐって、毘留善麻利耶びるぜんまりあの前にひざまずいた日本を、その彼が訪れなかったと云う筈はない。
さまよえる猶太人 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)