“ひろうこんぱい”の漢字の書き方と例文
語句割合
疲労困憊100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あの時は、疲労困憊ひろうこんぱいの極に達していたわれわれに対して、劉表と張繍は必殺の備えをして待ちかまえていた。これ、死一道の覚悟をわれらに与えたものである。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
雨は、よろいや具足をとおして、肌にしみ入る。時しも十一月の寒さではあるし、道はぬかり、夜はまだ明けず、曹操を始め幕下の者の疲労困憊ひろうこんぱいは、その極に達した。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)