“ひゃくらい”の漢字の書き方と例文
語句割合
百雷100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
百雷ひゃくらいが一時にくずれ落ちたかのように、その音響は、私の鼓膜を揺りうごかした。——それは、単に言葉に過ぎなかったのではあるけれど……。
地球要塞 (新字新仮名) / 海野十三(著)
百雷ひゃくらいが落ちたようなすごい音だ。とたんに電燈が消えた。めりめりと艇をひきさく音がする。
宇宙の迷子 (新字新仮名) / 海野十三(著)
百雷ひゃくらいの落ちるような大音響を聞いたのは、それからものの五分と経たぬ後だった。ふりかえってみると、さっきいた事務所はあとかたもなくなって、あとには焔々えんえんと火が燃えているばかりであった。
街の探偵 (新字新仮名) / 海野十三(著)