“ひのかわ”の漢字の書き方と例文
語句割合
簸川100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここに、余が出雲いずも巡遊中に聞いた話を紹介しよう。簸川ひのかわ郡某村に釣魚をもってなによりの娯楽とし、休日ごとに必ず釣りに出かけることにきめているものがある。
おばけの正体 (新字新仮名) / 井上円了(著)
しかし出雲の山の奥の、簸川ひのかわ沿いの村で育ったから、いい手本があるわけではなし、絵具もなかった。私は古い硯と筆とをもっていた。墨がなかったので、木炭を丹念にすって、それで描いた。
この子を残して (新字新仮名) / 永井隆(著)