“はようこ”の漢字の書き方と例文
語句割合
鄱陽湖100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夜来、幾度か早馬があって、鄱陽湖はようこ周瑜しゅうゆは、未明に自邸を立ち、早朝登城して、今日の大評議に臨むであろうと、前触れがきているからである。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして、潯陽じんよう城(現在の九江キュウキャン)の河港からまた、水路や陸路を経て、廬山をあおぎながら、鄱陽湖はようこをわたり楽平河らくへいがをめぐり——文字どおり千里の旅を、半歳もかかるのだった。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
周瑜しゅうゆが軍令きびしきため、軽率にうごき難く、ひたすら好機を相待つうち、時節到来、先頃より鄱陽湖はようこに貯蔵の粮米ろうまいそのほかおびただしき軍需の物を、江岸の前線に廻送のことあり
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)