“はまちょうがし”の漢字の書き方と例文
語句割合
浜町河岸100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
新大橋最初の木橋時代、西の橋詰、浜町河岸はまちょうがしにあった八ツ橋団子は有名なもので、店の構えも大きく、粗末ながら広い座敷もあって子供連れなど大喜び。
明治世相百話 (新字新仮名) / 山本笑月(著)
今夜も酒手をやって駕籠屋に別れて、七兵衛は寒い風に吹かれながら浜町河岸はまちょうがしをぶらぶら帰ってくると、駕籠屋のひとりが息を切ってうしろから追って来た。
半七捕物帳:18 槍突き (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
それからまた浜町河岸はまちょうがしの大竹という道場へもやはり寒稽古かんげいこなどに通ったものである。中学で習った柔術は何流だったか覚えていない。が、大竹の柔術は確か天真揚心流だった。
追憶 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)