“はばきき”の漢字の書き方と例文
語句割合
幅利100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それを口を利いてやっとさばきをつけてやったのが、男の方では佐藤という土地の幅利はばきき、女の方ではここに現われた女興行師のお角さん。
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
その頃の田口はけっして今ほどの幅利はばききでも資産家でもなかった。ただ将来見込のある男だからと云うので、父が母のいもとに当るあの叔母を嫁にやるように周旋したのである。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)