“はくはつはくぜん”の漢字の書き方と例文
語句割合
白髪白髯100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、引戸がガラガラとあいて、その向こう側に白髪白髯はくはつはくぜんの老人が、ニコニコ笑いながら立っていた。話に聞いた高梨家の執事なのであろう。
人間豹 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
が、そこに新生した蒼穹そうきゅうは、全く旧態をやぶったすがただった。白髪白髯はくはつはくぜんの博識たちがあっとおどろいているうちに、山から山へ、いつの間にか脈々たる黄道こうどうにじが横たわっていた。
ヤトラカン・サミ博士の椅子 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
しかし、高梨という白髪白髯はくはつはくぜんの老人が、ちゃんと正規の手つづきを踏み、多額の敷金を納めて借り受けたという以外には、何事もわからなかった。
人間豹 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)