“のろしば”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
燧台50.0%
狼火場50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「うまくおどかしてやった、人を尋ねると言ったのは大方あのことだろう、燧台のろしばの後ろへ行くとお化けと狼が出ると言ったら本気にしていやがった」
大菩薩峠:08 白根山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「あれか、あれは土地では燧台のろしばと言っているが、昔はお城があったところ、今はおけと狼が住んでいるんだ」
大菩薩峠:08 白根山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「だから親切に教えて上げるんだよ、燧台のろしばの後ろへは土地の人だって行きゃしない」
大菩薩峠:08 白根山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
狼火場のろしばがあれば、いずれ小屋の近くゆえ、そこを探って第一に二人ほど立て。それから討ち洩らした番士が、急を告げに駈け出すことだ。その抑えに、半分はすぐ裏手へ立て
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)