“にょに”の漢字の書き方と例文
語句割合
女二100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
反魂香はんごんこうの煙が描いたという影像だけでも見る方法はないかとこんなことばかりが薫には思われて、女二にょにみやとの結婚の成立を待つ心もないのである。
源氏物語:51 宿り木 (新字新仮名) / 紫式部(著)
今になって隠れた妻のあったことをみかどもお聞きになり、そうした人を深く愛していたのであろうが、女二にょにみやへの遠慮から宇治などへ隠しておいたのであろう
源氏物語:54 蜻蛉 (新字新仮名) / 紫式部(著)
夫人の女二にょにみやをおかわいそうにばかり思われる衛門督は、助からぬ命にきまった今になって、ここへ宮がおいでになることは軽々しく世間が見ることであろうし
源氏物語:36 柏木 (新字新仮名) / 紫式部(著)