“にょいち”の漢字の書き方と例文
語句割合
女一100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
院の中では后の宮のほうへも、女一にょいちみやの御母女御のほうへもこの人は皆心安く出入りしているのである。
源氏物語:46 竹河 (新字新仮名) / 紫式部(著)
はげしく時雨しぐれが降って御所へまいる者も少ない日、兵部卿の宮は姉君の女一にょいちみやの御殿へおいでになった。
源氏物語:49 総角 (新字新仮名) / 紫式部(著)
女一にょいちみやのお相手として置くのによい貴女きじょと思召して、特別な御待遇を賜わって侍しているのであったが、お仕えする身であるかぎり、やはり宮の君などと言われ
源氏物語:54 蜻蛉 (新字新仮名) / 紫式部(著)