“なみあし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
並足50.0%
普足25.0%
波足25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
駈け足が、急ぎ足となり、やがて並足なみあしとなった。
魔術師 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
馬はひょいと普足なみあしになる。すると御者はあわてて手綱を引きしめ、のろのろのろのろ歩かせる。
モスクワの辻馬車 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
下に小さな舟をつないで、一人の男がしきりに垂綸いとを見詰めている。一行の舟が、ゆるく波足なみあしを引いて、その前を通った時、この男はふと顔をあげて、久一さんと眼を見合せた。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)