“ななしぬま”の漢字の書き方と例文
語句割合
無名沼100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とにかく、ゆっくり御逗留ごとうりゅうでしたら、遊びにおいで下さい、梨木平なしのきだいらというのを通って無名沼ななしぬまへ出ると、その沼のほとりにわたしの小屋が見えます。
大菩薩峠:27 鈴慕の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
先日の手紙にありましたでしょう——わたしが、無名沼ななしぬまから帰る時に、低い笹原の中で浅吉さんにゆきあったことを。
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
それから、何ともいえないいやな気持になって、あれほど好きな無名沼ななしぬまを逃げるように帰って来ました。
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)