“どくち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
土口50.0%
毒血50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小荷駄奉行の直江大和守は、ふもとの土口どくちに陣していたが、やはり、油断ならずと、部下は寝せても、ひとり寝もやらず、床几しょうぎにかかったまま、篝へ向って居眠っていた。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「いえ、べつに、その前から、二人だけは、百姓姿にして、法泉寺の山から大迂回おおまわりに、土口どくちのほうへ忍ばせました。これが、生きて帰って来れば妻女山のもようも知れようかと存じますが」
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼れは舊來の毒血どくちに謀反をおこした
展望 (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)