“とんにゅう”の漢字の書き方と例文
語句割合
遁入100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幕末に際し、実家に遁入とんにゅうしてかくまわれた多くの幕士の中の一人だが、美男なので実家の娘におもわれ、結婚して当主に直った人であった。
雛妓 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
下流で見たあの大きな流れがいったん山すそに遁入とんにゅうすると、急にくびられたように狭くなって、滝の多い岩壁を露出した「わにのあくび」のような形相に一変する。
二つの松川 (新字新仮名) / 細井吉造(著)