“ともいろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
共色50.0%
同色50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
後には美人ただ一人、絨氈と共色ともいろのふかふかとした長椅子デイヴァンの上に身を投げかけ、時計を眺めてはしきりに心を焦立たせるふうである。この時こうこうと鳴りだした除夜の鐘。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
○近年堅きカラーの代りにシャツと同色ともいろの軟きカラーを用ゆるものあり。これまた米国の風にして欧洲にては多く見ざる所なり。米国にても若き人もっぱらこれを用ひ老人はあまり用ひず。
洋服論 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)