“てっぺい”の漢字の書き方と例文
語句割合
撤兵100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「——羽柴方では、すでに撤兵てっぺいを開始し始めました。五つどき(八時)頃から続々と岡山方面へ引き揚げてゆく隊伍が見られ、それは多分、宇喜多勢でないかと思われます」
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
また、一時的な世上の嘲笑などにこだわらず、「これは、まずい」とるやいな、見切りをつけて、すぐ全軍の撤兵てっぺいを命じたのは、これも、さすがに、家康といわねばならぬ。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
即時撤兵てっぺいは両軍媾和こうわの原則だった。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)